探偵人生最大の恐怖

2021/04/18

先日、浮気調査のご依頼を受けて対象者の尾行をした時のお話です。。。

このお話をする前にまず大前提として覚えて欲しいことがあります。

それは、尾行とはバレてはいけない。

いやいや当然でしょ?と思うかもしれませんけど、ここって重要なんです。

プロとアマチュアの境界線はここにあるといっても過言ではありません。

尾行とは「尾」をつけて行く訳ですから後ろからついて行くのが普通ですよね?

でももし、対象者が何度も何度も後ろを振り返ったら?

万引きGメン時代にもよく言われてましたが『3回目があったら放尾しろ』と。

狭い店内ですから堂々と後ろついてたらそれは警戒しますよね?

だから隠れたりして見てるわけです。

じゃあもし街中でドラマさながら隠れたりしながら尾行したらどうなると思います?

正解は、周りの人にめちゃくちゃ怪しまれるわけです。

つまり、物陰に隠れながら対象者を写真で撮るなんてのはドラマの世界な訳です。

じゃあどうやって尾行するのか?

僕は堂々と尾行します。

えっ?それバレるでしょ?って思いますよね?

普通に対象者と適度な距離を取りながら、振り返られても見えない死角を歩くわけです。

これは文で言っても中々伝わりにくいと思いますがそんなテクニックを駆使した尾行を今回強いられたわけです。

朝、家の前に到着して、対象者の出勤(嘘ですけど)を待つわけです。

そして対象者はそのまま駅に向かいました。

もちろんそんな事は浮気調査の基本ですからなんてことありません。

そこで電車に乗って30分ほどで着いた駅で降りたのです。

改札を出ると、駅構内にあった飲食店に入り朝食を食べ始めました。

15分ほどで店を出るとまた歩き始め一軒のお店に入りました。

そこで30分ほど時間を費やし店から出てきました。

そしてまた駅の方に向かうのかなと予測をしていたので撮影しやすいポイントで待機していたのですが駅とは逆方向に歩き始めました。。。

ここから地獄が始まったのです。。。

5分、10分と歩き続ける対象者

周りには人もちらほらいるので特に問題なくたまに一本裏の道を歩くなどして振り返られても問題ないように尾行をしていました。

しかし、いつまで経っても休むこともなく歩き続ける対象者。

気が付くと1時間経過していました。

さすがに喉も乾いてきたのですが買ってる暇がありません。

我慢しながらさらに尾行を続けるとどんどん人も減ってきて河川敷に突入しました。

平日の昼間の河川敷

前も後ろも自分と対象者しかいない。

どこまでも続く直線

たまに立ち止まっては携帯で写真を撮ったり時折後ろを向くなどしていました。

ちなみにこの時僕は警戒していた為、河川の草むらの中を(斜面)歩いて時折上に上り写真を撮るを繰り返していました。

この時点で2時間が経過していました。

ただただ長い直線そこを7キロ以上徒歩で歩かれてしまったのです。

ちなみにこの時点で見られたのは1度だけ。

ようやく右折してくれて「これで駅に向かうかも」と少し安心したのですが(グーグルマップで見てました)

なんと今度はうねうねとした住宅街に入っていくのです・・・

曲がった先でいない!!なんてこともありますが進行方向等予測しながら追っかけるわけです。

この時脳裏には尾行警戒してるのでは!?とよぎっていました。

もし曲がり角で立ち止まっていたらとか考えて最悪、尾行を切り上げる事も念頭に置きながら追尾していました。

そして、さらに歩く事1時間。

ついに、ラブホ街のある駅にたどり着いたのです(ToT)

ちなみにこの時点で計算すると15km徒歩で移動していました。

こんな長距離の徒歩尾行は初めてです。

そして対象者は一軒のお店に入ったのですが、なんとそれは朝も入っていたお店の店舗違い。

心の中で思いっきり「なんでやねん!!!」ってツッコんでしまいました。

しかし、ようやく休めた僕は近くにあったコンビニのトイレに駆け込み、その後ドリンクとおにぎりを購入して一命を取り留める事が出来ました。

もう、これは浮気しないんじゃない?なんて諦めていましたが、突然挙動がおかしくなってきた対象者を見て、

「これは会うぞ」と確信しました。

そして5分後、女と合流。

この時ほど嬉しいと思ったことはここ数年なかったと思います(不謹慎ですけど笑)

そして、ラブホ街に向かう対象者達。

しかしこのタイミングでこむら返りを起こしました。

しかし、ここで見失ったら今日の15kmが無駄になると、痛みを無視して追い続け、見事ホテルに入る瞬間を収めることができたのです。。。

辛すぎた尾行もこの瞬間報われたのでした。

浮気調査には色々なドラマ(エピソード)がつきものですが、今回の尾行は一生忘れることが無いと思います。

今、全身の筋肉痛と戦いながらこのブログを打ってます。

決意しました。


・・・運動しよう



 

PAGE TOP